準備中!秋のサンクスギビングフェス2026
11月23日ありがとうが未来をつくる
SOKAしんでんのサンクスギビングフェスはただのお祭りではありません。人と人が出会い、世代を超えて語り合い、地域の魅力を再発見し未来へ受け継ぐ文化を育てる場です。この地に集う一人一人の感謝が新しい繋がりを生み、重なり合い、未来のまちをつくっていく。そんな願いを込めて、今年もサンクスギビングフェスを開催します。秋の一日、ぜひご一緒に感謝の実りを分かち合いましょう。未来への襷を夢と希望とともに。
新田村サンクスギビングフェス実行委員会
主催者から実行委員の皆様へ
ありがとうが、未来をつくる。
サンクスギビングフェス 2026 秋のスタートにあたり、私がこのフェスを立ち上げた時から考えてきたこと、そして今考えていること、その間に変化してきた経過を、お話ししたいと思います。
サンクスギビングフェスの始まりは、決して大きな構想からではありませんでした。
その原点にあったのは、地域への「ありがとう」という、シンプルな気持ちでした。
シンコースポーツは、スイミングスクールやスポーツクラブを運営する地域の施設として、毎年春に地域への感謝を込めた催しを20年以上、自社で続けてきました。ところが、コロナ禍によって私たちの日常は大きく変わりました。
人と人との距離を取ることが求められ、学校では自宅学習や分散登校などが行われ、地域のお祭りや行事、イベントの多くが姿を消しました。
特に子どもたちにとって、本来なら地域の中で経験するはずだった、人と出会うこと、遊ぶこと、笑うこと、知らない大人と話すこと、まちの行事に参加することなどそんな何気ない経験さえ失われていった時期だったと思います。私たちの施設も例外ではありませんでした。
インドア施設では、ソーシャルディスタンスを確保しながら多くの方を迎えることには限界がありました。「今年は開催できない」 そう判断することもできました。むしろ、当時としてはその方が自然だったのかもしれません。
しかし、私は考えました。2020年春先のことです。
こんな時だからこそ、私たちのような子育てや地域に関わる民間事業者が、何かに挑戦しなければいけないんじゃないかと。
「できない理由を並べるのではなく、どうすればできるのかを考えてみよう!!」その想いに近隣の新田幼稚園の横山理事長に直談判をして、共感いただき、一つの施設の中だけではなく、幼稚園をもう一つの会場としてお借りすることになりました。
こうして二つの会場へと広がり、現在のサンクスギビングフェスにつながる最初の一歩が生まれました。
それは単なる「会場の拡大」ではありません。
一つの会社が開催する感謝イベントから地域そのものへ開いていく、小さな一歩だったのだと思います。
そして2025年春。
シンコースポーツという一企業が主催する形から手を離し、地域のみなさんと共につくる「共同開催」へと大きく舵を切りました。
新田駅西口を中心とした半径約300メートルのまちを舞台に、西口駅前ストリート、わいわいロード商店街、シンコースポーツ、新田幼稚園という4つの会場をめぐる、新しいサンクスギビングフェスが始まりました。「点」だった会場が線でつながり、線が少しずつ面になっていった! それまで通り過ぎていた道に人が立ち止まり、商店街に子どもたちの声が響き、世代も仕事も立場も異なる人たちが同じ一日をつくる。
長い間新田駅周辺がずーっと人通りの少ないバリケードストリートだったことはご承知のとおり(笑)です。これが、『バリスト』。名づけ親は『高橋広樹氏と新井浩介氏』です。
セブンイレブン新田駅西口店新井氏が、あのバリケードぶっ壊しちゃえ・・(有)高橋園芸の高橋広樹氏が、バリケードをぶっ壊すストリートだから・・ 『バリストがいい!!』と。
そこに私は、単なるイベントではなく「まちの可能性」を感じるような「感謝の文化」をつくりたいと思う原点が重なりました。2025年秋には、さらに新田駅東口側も会場として巻き込み、広げていきました。
サンクスギビングフェスは、回を重ねるたびに少しずつ姿を変えてきました。しかし、広がれば広がるほど、すべてが良くなったわけではありません。2026年春、私はそのことを改めて考えさせられました。
会場が増え、人が増え、関わる団体やお店が増えれば、当然そこには勢いが生まれる。一方で、コミュニケーションが十分に届かなくなったり、それぞれの考え方に少しずつズレが生まれたり、「地域のお祭り」よりも「商売の場」という色が強く見えてしまったり、マナーをめぐる問題が起こったりしたことも事実です。
そこで2026年春、表には大きく掲げずとも、ひとつのテーマを持っていました。「広げることから、質を高めることへ。」ですが・・・ここにも学びがありました。「質を高める」という言葉は、一見すると正しい。しかし、誰かが考える「良いもの」だけを追い求めれば、それはいつしか「偏った質」になってしまうことがあります。良くしようとする気持ちが強いほど、根回しや対話を省いてしまう。効率を求めるほど、一人ひとりの大事な声を聞く時間が減ってしまう。完成度を求めるほど、誰かが入り込める余白がなくなってしまう。それでは、このフェスを始めた意味そのものを失ってしまうのではないか・・・。
今、少し離れたところから全体を見渡すと、そう感じずにはいられません。
そして、もう一つ。
今回、実行委員会を立ち上げるにあたって、私自身も含めて、改めて大切にしたいと思っていることがあります。
このフェスに関わることで、人と知り合いつながりが生まれ、できることも増えていきます。実行委員長や部会長という役割を任されたり、人前に立つ機会をいただいたり、地域の中で名前を知っていただくこともあるかもしれません。でも、それは決して、自分たちが偉くなったということではない。
「私はそう思っています。」
私たちは、この地域を自分たちのものにしているわけではありません。このフェスも、誰か個人のものではありません。昔からこの地域をつくってきた人たちがいて、今ここで暮らしている人たちがいて、そしてこれからこのまちを生きていく子どもたちがいる。その長い時間の中で、私たちは今、一時的にその「襷 」を預かっている。私は、そんな立場だと思っています。だから、自分たちの代で好きなようにやればいいとは思いません。逆に、何も変えてはいけないとも思いません。
預かったもの、託された「その襷」を、自分たちなりに少しでも良いものにして、次へ渡していく。そのために、今この機会をいただいている。「私は、そこを忘れたくありません。」
まちづくりは、完成されたものを誰かから与えられることではありません。「少し面倒でも話をする。」・・・ 「違う意見にも耳を傾ける。」・・・ 「失敗したら、また考える。」・・・子どもも、大人も、お店の人も、地域に暮らす人も、このまちで働く人も、それぞれが少しずつ関わりながら、一緒をつくっていく。その不器用な積み重ねこそが、「地域」なのだと思います。
だから2026年秋。
私はもう一度、皆さんの気持ちを原点に戻したいと思います。だから今日のこの場でお伝えしようと決めました。
サンクスギビング――は「感謝」。このフェスは、誰かのために用意されたイベントではありません。お客さんと主催者に分かれるだけのお祭りでもありません。
「このまちで暮らしている人。」
「子どもを育てている人。」
「商いをしている人。」
「働いている人。」
「昔からこの地域を知る人。」
「新しくこのまちにやってきた人。」
「学校や園に通う子どもたち。」
そして、「この日初めてこのまちを訪れる人。」
それぞれが、このまちの風景をつくる一人です。100年前、この地域にはどんな風景があったのでしょう。そして50年後、100年後、このまちはどんな場所になっているのでしょう。松並木があり、綾瀬川が流れ、人が行き交い、子どもたちの声が聞こえる。昔から受け継いできたものと、これから生まれる新しい文化が混ざり合う。私はサンクスギビングフェスを、「そんな未来をほんの少しだけ先取りして体験できる一日」にしていきたいと思っています。
大きなイベントをつくることが目的ではありません。来場者数を競うことでもありません。だけど、願わくば結果として、思想と理念が紡がれ、大きくすくすくと成長して行く姿はイメージしたい。人と街並みとともに・・・! 心からそう願っています。
この一日をきっかけに、
「こんなお店があったんだ」・・「こんな人たちがいたんだ」
「またここを歩いてみよう」・・「このまち、なんだか面白いね」
「新田って、草加って、ちょっと好きかもしれない」
そんな気持ちが、一人ひとりの中に少しでも残ってくれたら。私はそこにこのフェスを続けていく意味があると思っています。サンクスギビングフェスは、新田から始まりました。でも、これから先も新田だけのものにしていこうとは考えていません。新田で生まれ、地域のみなさんと一緒に育ててきたものを、これからは草加へ。そしていつか、もっとその先へ。
「ただ、どれだけ広がっても、忘れてはいけないものがあります!!」
このフェスが、何のために始まったのか。その原点です。「地域への感謝から始まったこと。」子どもたちのために、今、自分たちに何ができるのかと考えたこと。できない理由を並べるのではなく、どうしたらできるのかを考えたこと。そして、一企業だけではできなかったことが、人と人とのつながりによって、少しずつ形になっていったこと。関わる人が増えても、場所が広がっても、この原点だけは失いたくありません。むしろこれから広がっていくからこそ、今一度ここに立ち返る必要があると思っています
2026年秋のサンクスギビングフェスも、完成形ではありません。これまでの成功も失敗も、良かったことも反省すべきことも、一度きちんと受け止める。そのうえで、何を残していき、何を変えていくのか。そして、このフェスを、このまちを、これからどうしていくのか。私自身も、答えを持っているわけではありません。当然、実行委員会本部、執行部も発展途上だと思っています。だからこそ、いま集まっていただいている皆さんには、是非とも、しっかりコミュニケーションをとって進めていただきたいです。
そして、新田から草加へ。
皆さん(フェス実行委員さん)と共に、サンクスギビングフェスが一緒に育っていって欲しいと思っています。サンクスギビングフェスは、さまざまな「感謝」からはじまりました。そこは、これから先も変わりません。
ありがとうのサンクスが、人をつなぐ。
ありがとうのサンクスが、町をつなぐ。
そして、「ありがとうが未来をつくる。」
この原点を忘れずに、共に前進したいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2026年8月10日
サンクスギビングフェス実行委員会
主催者 一般社団法人ニューフィールド文化機構代表理事 高橋利幸

